理研での発明、OKTが開発

サフオイル乳剤は理化学研究所 作物保護研究ユニット 有本裕ユニットリーダー(現イオン育種研究開発室、客員主幹・名誉研究員)が発明した食用油を主成分とした殺虫剤です。有本ユニットリーダーはかねてより、SaFE(Safe and Friendly to Environment)のコンセプトのもと、食品や食品添加物を成分とした消費者・環境に優しい農薬の開発、特に消費者に安心感を持ってもらえる農薬の開発をすすめてこられましたが、食用油にハダニなどの害虫を防除する効果があることを発見され、その種類、配合割合など試行錯誤の検討の末、サフオイル乳剤が出来上がりました。
かねてより、オレート液剤、アカリタッチ乳剤と食品および食品添加物を利用した殺虫剤の製造販売をしてきたOATアグリオはサフオイル乳剤がもつ病害虫の防除効果、消費者・環境に対する安全性に魅力を感じ、2006年に開発を開始いたしました。
各種毒性試験、日本植物防疫協会の公的委託試験を経て2010年10月に農薬登録を取得し、2014年から本格的に販売を開始しました。

サフオイルの由来(命名)

主成分の一つであるサフラワー油(Safflower oil)と
物理的防除(窒息死:Suffocation)からサフオイル(Suff-oil)と名付けました。