製品案内

OATブイゲットグランドオンコル粒剤

殺虫殺菌剤
登録番号 第 23605 号

OATブイゲットグランドオンコル粒剤

(ベンフラカルブ・チアジニル粒剤)

有効成分 ベンフラカルブ 8.0%
チアジニル  12.0%
性  状 淡褐色細粒
毒  性 劇物
有効年限 5 年
包  装
(1ケース)
1kg×12袋
化成法 ベンフラカルブ(1種) 8.0%

特長

  • いもち防除剤ブイゲットと水稲初中期害虫に高い防除効果を示すグランドオンコルとの混合剤です。
  • いもち病に対し直接的な抗菌力は示さないが、稲が持っている病害防御機能を高めるユニークな作用で効果を現します。
  • 優れた浸透移行性があり、広範囲の害虫に効果が高い薬剤です。
    水稲初期害虫防除はもちろん、イネツトムシ、ニカメイチュウ及びイネカラバエにも効果を発揮します。

適用病害虫と使用方法

作物名 適用病害虫名 使用量 使用時期 本剤の使用回数 使用方法 ベンフラカルブを含む
農薬の総使用回数
チアジニルを含む
農薬の総使用回数

(箱育苗)
いもち病
もみ枯細菌病
白葉枯病
イネミズゾウムシ
イネドロオイムシ
ヒメトビウンカ
セジロウンカ
ツマグロヨコバイ
ニカメイチュウ
イネツトムシ
イネヒメハモグリバエ
イネシンガレセンチュウ
イネカラバエ
育苗箱
(30×60×3cm、使用土壌約5ℓ)
1箱当り50g
移植前3日~
移植当日
1回 本剤の所定量を
育苗箱の苗の上から
均一に散布する。
1回 3回以内
(移植時までの処理は1回以内、
本田での散布は2回以内)
フタオビコヤガ 移植当日

使用上の注意

  • 本剤を使用した場合には、カルボスルファンを含む剤は使用しないでください。
  • 使用量に合わせて秤量し、使いきってください。
  • 育苗箱の上から所定薬量を均一に散布し、茎葉に付着した薬剤を払い落とし、培土に定着させるために軽く散水して田植機にかけて移植してください。
  • 苗の葉がぬれていると薬剤が付着して薬害を生じる場合もあるので、散布直前の潅水はさけてください。
  • 軟弱徒長苗、ムレ苗、移植適期を過ぎた苗などには薬害を生じるおそれがあるので必ず健苗を用いてください。
  • 本田の整地が不均整な場合は薬害を生じやすいので、代かきはていねいに行い、移植後田面が露出したりしないように注意してください。
  • 移植後は湛水状態(湛水深3~5cm)を保ち、稲苗が活着するまで田面が露出しないよう水管理に注意してください。また、深植にならないように注意してください。
  • 本田が砂質土壌の水田や漏水田、未熟有機物多用田の場合には使用をさけてください。
  • 本田への移植後低温が続き、苗の活着遅延が予測される場合は使用をさけてください。
    また、移植後極端な高温が続くと予測される場合も使用をさけてください。
  • 他作物の栽培予定がある場所で散布する場合、その生育に影響をおよぼすおそれがあるので、薬剤が育苗箱からこぼれおちないように散布してください。
  • 処理を誤ると生育初期の葉の黄化や生育遅延などの薬害を生じるので、所定の使用量、使用時期、使用方法を守ってください。
  • 使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には病害虫防除所等関係機関の指導を受けてください。
  • 医薬用外劇物。取扱いには十分注意してください。
    誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当を受けさせてください。
    使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当を受けてください。
  • ベンフラカルブによる中毒に対しては動物実験で硫酸アトロピン製剤の投与が有効であると報告されています。
  • 眼に対して刺激性があるので、眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けてください。
  • 散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用してください。
    作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをしてください。
  • かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意してください。
  • 水産動植物(魚類)に影響を及ぼすので、本剤を使用した苗は養魚田に移植しないでください。
  • 水産動植物(甲殻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に流入しないよう水管理に注意してください。
  • 散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないでください。また、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。

貯蔵上の注意

直射日光をさけ、食品と区別して、鍵のかかるなるべく低温で乾燥し子供の手の届かない場所に密封して保管してください。盗難・紛失の際は、警察に届けてください。