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ピラクロエースジャンボ (販売は終了致しました。)

水稲用除草剤
登録番号 第 22121 号

ピラクロエースジャンボ (販売は終了致しました。)

(ピラクロニル・ベンゾビシクロン・ベンゾフェナップ粒剤)

有効成分 ピラクロニル 3.6%
ベンゾビシクロン 4.0%
ベンゾフェナップ 14.5%
性  状 褐色粒状 水溶性パック入り 1パック50g
毒  性 普通物
有効年限 3 年
包  装
(1ケース)
500g×10袋/ケース 水溶性内袋入り
PRTR ベンゾフェナップ(2種) 14.5%

特長

  • ノビエを始めコナギ等の広葉雑草及びカヤツリグサ科など幅広い雑草に高い効果を示します。
  • スルホニルウレア抵抗性雑草に対しても、幅広く高い効果を示します。
  • 効果発現が非常に速い特性があります。
  • 温度による効果変動が少ない薬剤です。

適用雑草と使用方法

作物名 適用雑草名 使用時期 使用量 本剤の使用回数 使用方法
移植水稲 一年生雑草
及び
マツバイ
ホタルイ
ヘラオモダカ
オモダカ
クログワイ
ミヅガヤツリ
ウリカワ
ヒルムシロ
アオミドロ・藻類による表層はく離
移植後5日~ノビエ2.5葉期
ただし、移植後30日まで
小包装(パック)
10個(500g)/10a
1回 水田に小包装(パック)のまま
投げ入れる
直播水稲 一年生雑草
及び
マツバイ
ホタルイ
ウリカワ
ヒルムシロ
ミズガヤツリ
稲1葉期~ノビエ2.5葉期
ただし、収穫90日前まで
ピラクロニルを含む農薬の総使用回数 ベンゾビシクロンを含む農薬の総使用回数 ベンゾフェナップを含む農薬の総使用回数
2回以内 3回以内 2回以内

上手な使い方

使用上の注意

  • 雑草の発生前から発生始期に有効なので、ノビエの2.5葉期までに時期を失しないように散布してください。なお、多年生雑草は生育段階によって効果にふれが出るので、必ず適期に散布するように注意してください。ホタルイ、ヘラオモダカ、ミズガヤツリ、ウリカワでは2葉期まで、ヒルムシロでは発生期まで、オモダカ、クログワイでは発生始期まで、アオミドロ・藻類による表層はく離では発生前が本剤の散布適期です。また、クログワイは発生期間が長く、遅い発生のものまでは十分効果を示さないので、必要に応じて有効な後処理剤と組み合わせて使用してください。オモダカは、必要に応じて有効な前処理剤または後処理剤と組み合わせて使用してください。
  • 散布に当たっては、水の出入りを止め5~6cmの湛水状態に保ってください。
    本剤散布後、少なくとも3~4日間は通常湛水状態を保ち、散布後7日間は落水、かけ流しはしないでください。
  • 本剤は小包装(パック)のまま、10アール当たり10個の割合で水田に均等に投げ入れてください。
  • 藻や浮き草が多発している水田では、拡散が不十分となり効果の劣る可能性があるので使用をさけてください。
  • パックに使用しているフィルムは水溶性なので、ぬれた手で作業したり、降雨で破袋することがないように注意してください。
  • 下記のような条件では、初期の生育抑制やクロロシスを生じるおそれがあるので、使用をさけてください。
    特に、これらの条件が重なる場合は、初期生育が著しく抑制されるので注意してください。
    ・異常高温の時、あるいは散布後数日以内に梅雨明けになるなど異常高温が予想される時
    ・活着遅延を生じるような異常低温の時
    ・砂質土壌の水田及び漏水の大きな水田(減水深2cm/日以上)
    ・軟弱な苗を移植した水田
    ・極端な浅植または極端な深水になった水田
    ・植え穴の戻りが悪い水田
  • 苗の植付けが均一となるように、代かき、均平化及び植付作業はていねいに行ってください。未熟有機物を施用した場合は、特にていねいに行ってください。
  • 稲の根が露出する条件では薬害を生じるおそれがあるので使用しないでください。
  • 著しい降雨が予想される場合には除草効果が低下するおそれがあるので散布を控えてください。
  • 本剤は、その殺草特性から、いぐさ、れんこん、くわいなどの生育を阻害するおそれがあるので、これらの作物の生育期に隣接田で使用する場合は、十分注意してください。
  • いぐさ栽培予定水田では使用しないでください。
  • 本剤散布後の田面水を他作物に潅水しないでください。
  • 空き袋等は圃場などに放置せず、適切に処理してください。
  • 使用に当たっては使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意するほか、別途提供されている技術情報も参考にして使用してください。特に初めて使用する場合には病害虫防除所等関係機関の指導を受けてください。
  • 水溶性フィルム包装が破袋した場合は以下の点に注意してください。
    ①眼に対して強い刺激性があるので眼に入らないよう注意してください。眼に入った場合には 直ちに十分に水洗し、眼科医の手当を受けてください。
    ②かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意してください。
  • 水産動植物(藻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に流入しないよう注意して使用してください。
  • 散布後は水管理に注意してください。
  • 空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。

貯蔵上の注意

  • 水溶性フィルムは吸湿性があるので湿気には十分注意し、使い残りは外袋の口を固く閉じて保管してください。また、強く加圧されると水溶性フィルムが劣化するおそれがあるので下積みにならないようにしてください。
  • 直射日光をさけ、食品と区別して、なるべく低温で乾燥し子供の手の届かない場所に密封して保管してください。